2021.05.05 up

暦のおはなし

立夏(りっか)

多くの人は長い大型連休も終わりに近づき、普段の暮らしのペースを取り戻そうとしている最中かもしれません。湿度も低く過ごしやすく、風が吹けば涼しさを感じられ、一年で最高の季節を迎えました。

二十四節気のひとつ、立夏とはどのような季節なのでしょうか。

 

立夏(りっか) 5月6日頃

立夏とは野山に新緑が増え、夏の気配が感じられる頃。

暦の上では夏の始まり。

外に出て緑が眩しい初夏の爽やかな風を楽しんでみてはいかがでしょうか。本格的な暑さはまだ先、レジャーやお出掛けには最適な季節です。梅雨入りの前にタンスの整理や畳替えなどもぜひ行いたいですね。

「立」には新しい季節になるという意味があり、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」は四立(しりゅう)と呼ばれ、季節の大きな節目になります。

 

 

*   *   *

 

 

七十二候

 

初候 蛙始鳴(かわずはじめてなく)

5月5日~5月9日頃

田んぼや水辺ではカエルが鳴き始める。

 

 

次候 蚯蚓出(みみずいづる)

5月10日~5月15日頃

土の中から冬眠していたミミズが出てくる。

蚯蚓出

 

末候 竹笋生(たけのこしょうず)

5月16日~5月20日頃

たけのこが出てくるころ。

 

 

旬の食材

アスパラガス

鮮やかな緑が美しく栄養がたっぷりなアスパラガスの旬は4月~6月。

定番料理は「アスパラガスのベーコン巻き」。そのほかにもきのことソテーにしたり、そのまま焼いても美味しい旬の食材です。選ぶコツは穂先がキュッと締まっていて、緑色が鮮やかで太く真っ直ぐのもの。鮮度が落ちやすいので、早めに調理して旬の味覚を味わいましょう。

 

アスパラガス

 

 

季節の行事

端午の節句(5月5日)

3月3日の桃の節句や7月7日の七夕の節句と同じ五節句の一つ。別名「菖蒲の節句」とも呼ばれ、男の子の健やかな成長を願う年中行事です。邪気を祓うとされた菖蒲と「尚武(しょうぶ)」をかけて武家社会で男の子の出世や武運長久を祈る節句行事へと発展しました。勇ましい五月人形と青空を優雅に泳ぐ鯉のぼり、いつの時代にも子どもがすくすくと育つように願う親の愛情は変わらない初夏を彩る伝統行事です。

 

 

 

母の日(5月の第2日曜日)

母親へ日頃の感謝と、労いの気持ちを伝える日。アメリカでアンナ・ジャービスという女性が亡き母親を偲び礼拝を行い、母の好きだった白いカーネーションを参加者に配ったことが現在の母の日の起源とされています。

母の日には、母親が健在な人は赤いカーネーションを贈り、母親が亡くなった人はお墓に白いカーネーションを捧げるとされています。

 

母の日2(カーネーション)

 

ありがとうの気持ちを込めて。ペーパーナプキンでカーネーションを作ろう![親子のための今月のRemind]

読みもの

ありがとうの気持ちを込めて。ペーパーナプキンでカーネーションを作ろう![親子のための今月のRemind]

2022.05.05 up

5月の第2日曜は母の日です。 いつも家族のために頑張っているお母さんに、感謝の気持ちを伝える大切な日。プレゼントを用意さ…

5月の第2日曜は母の日です。 いつも家族のために頑張っているお母さんに、感謝の気持ちを伝える大切な日。プレゼントを用意さ…

 

 

季節のもの

菖蒲湯

菖蒲湯とは、端午の節句(こどもの日)に菖蒲を風呂に入れると邪気祓いになるという習わし。端午の節句は別名、菖蒲の節句とも呼ばれています。
菖蒲には腰痛や神経痛を和らげる効果や血行促進の効果があり、独特の香りにはリラックス効果もあるようです。花菖蒲やアヤメには効能はなく、菖蒲はサトイモ科の植物です。アヤメ科の花菖蒲とは別物なのでご注意を。今はショッピングサイトで菖蒲湯セットとして販売していたり、銭湯でも菖蒲湯イベントを行ったりしているところもあるようです。菖蒲はそのまま湯船に入れても、細かく切って麻袋などに入れて浮かべてもOKです。

 

 

 

住まいの梅雨じたく

ジメジメと鬱陶しい梅雨はもう目の前。天気も良く、湿度の低いこの時期に住まいのカビ対策を。浴室やキッチンなどの水回りだけでなく、寝室やクローゼットにもカビが発生する心配があります。日本は高温多湿で、湿気やカビとのつきあいは避けられませんが、天気の良い日は窓を大きく開けてお部屋もココロも気分転換させてあげましょう。

 

[今月のRemind 5月編] 住まいの梅雨じたくで、梅雨を快適に乗り切ろう

読みもの

[今月のRemind 5月編] 住まいの梅雨じたくで、梅雨を快適に乗り切ろう

2021.05.24 up

ジメジメと憂鬱な雨の季節がやってきました。せっかくの清々しい晴天の日々も一転、一気に肌寒くどんよりとした日々に。 &nb…

ジメジメと憂鬱な雨の季節がやってきました。せっかくの清々しい晴天の日々も一転、一気に肌寒くどんよりとした日々に。 &nb…

 

*   *   *

 

夏の気配を感じながら、大きな鯉のぼりが空を泳ぐ端午の節句。子供たちには大きく元気に育ってもらいたいね!

めくろう店長

 

小満

 

 

 

*   *   *

 

 

『二十四節気(にじゅうしせっき)』 とは・・・
暦の上での日付とは別に、太陽の動きをもとに1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさらに6つに分けて24の季節に区切ったものを『二十四節気』といいます。それは、日本の自然を表現するような言葉が並んでいて、現在でも季節の節目などを示す言葉として使われています。

詳しくはこちらから

 意外と知らないカレンダーのあれこれ 教えて!めくろう君(二十四節気について)

 

 

この他にも馴染み深い「夏至」や「冬至」など、全部で24の言葉があります。なにげなくカレンダーなどで見ていたものも、意味を知ることで暮らしの中でより季節を味わうことができます。『二十四節気』を知って、日本の季節の移ろいを楽しんでみてください。

 

二十四節気と七十二候[2022年版]

STORE BLOG

二十四節気と七十二候[2022年版]

2022.01.11 up

二十四節気(にじゅうしせっき) 暦の上での日付とは別に、太陽の動きをもとに1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさ…

二十四節気(にじゅうしせっき) 暦の上での日付とは別に、太陽の動きをもとに1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさ…

 

色彩暦(二十四節気入)

お買いもの

色彩暦(二十四節気入)

¥1,265(税込)

四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。

四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。

この記事をシェアする

一覧に戻る