玄鳥去(つばめさる) 七十二候の中で、白露(はくろ)の末候にあたります。 春先に日本にやってきたツバメが、…
2021.10.13 up
菊花開(きくのはなひらく)
菊花開(きくのはなひらく)
七十二候の中で、寒露(かんろ)の次候にあたります。
菊の花が咲き始める頃。
旧暦では重陽(ちょうよう)の節句の時期で、菊で長寿を祈願した。菊は奈良時代に中国から伝わった花とされている。今では観賞用や食用など、さまざまな種類がありますが、もともとは薬草として使われていたもの。漢方では目の薬として知られています。
菊は古くから愛される日本の象徴ともいえる花。花言葉は「高貴」「高尚」。
重陽の節句は別名「菊の節句」とも呼ばれます。
旧暦9月9日重陽の節句の「菊」
旧暦のこの時期がちょうど菊の花盛りになります。(新暦では9月9日が重陽の節句)
丹精込めて育てられた逸品が並ぶ、菊まつりや菊の展示会が全国各地で行われます。菊人形や大輪の菊の花が所狭しと飾られます。
- 菊枕・・・重陽の節句に菊の花びらを乾かして詰めた枕。菊の香り漂い、安眠の効果もありその寝心地に夢に愛する人が現れるともいわれ、女性から男性に贈られました。秋の季語。
- 菊花酒・・・重陽の節句に菊の花びらを浮かべたお酒を飲む風習。菊の花の香りが邪気を祓い、寿命を延ばすとされた。
- 菊晴れ・・・菊の花が咲くころに青空が晴れ渡ること。
1年を72に区切って、季節を細かく分け、そのひとつひとつは気象の変化や動植物の様子を短い言葉で表現されています。『二十四節気』は半月ごとの季節の変化を示していますが、これをさらに分けて、5日ごとに区切って表したものを『七十二候』といいます。季節の変化を細かく見つめ、農作業に生かしていたようです。
意外と知らないカレンダーのあれこれ 教えて!めくろう君(七十二候について)
春夏秋冬の『四季』。立春から大寒までの『二十四節気』。そして、それをさらに細かく分けて表現した『七十二候』。言葉にはさまざまな意味が込められており、字面を見るだけでも季節を感じられそうです。
スーパーには色鮮やかな「食用菊」が並ぶようになるよ。食用に苦みを抑え、花びらを大きく品種改良したんだって!ビタミン豊富だし、食用菊を使った料理で食卓を彩ってみたらどうかな。
めくろう店長
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色彩暦(二十四節気入)
¥1,265(税込)
四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。
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