2022.06.06 up
カレンダーを正しく分別しよう![カレンダーのある暮らし]
私たちの暮らしに欠かせないカレンダー。
毎年暦情報が更新されるカレンダーは、新しい年になればその役目を終えますが、カレンダーを処分する際はどうやって分別すれば良いのでしょう?
2022年4月には「プラスチック資源循環促進法」が施行され、ごみの分別方法が変更になった自治体も多いはず。限りある地球の資源を守るために私たち消費者がまずやらなければならないことは、家庭から出るごみを適切に分別し、それを徹底することではないでしょうか。
ここで今一度、カレンダーの分別の仕方を確認しておきましょう!
まずはカレンダーの綴(と)じ方をチェック!
一部不織布製のものを除いて、ほとんどのカレンダーは紙でできていますよね。
でも、よーく見ていただきたいのはカレンダーの綴じ方。
カレンダーの綴じ方にはいろんな方法があり、使われている素材も様々です。
厚紙を使ってとじてあるもの、金属の金具を使っているもの、新素材リングを使っているもの、プラスチックケースに入れてあるものなど…。
基本的に、カレンダーの用紙部分は「雑がみ」としてリサイクルへ(雑がみの回収を行っていない自治体の場合は可燃ごみ)。綴じ部分に使われている部品は、素材をチェックして適切な分別を行ってください。
タイプ別カレンダーの分別方法
それでは、主なカレンダーのタイプ別に、分別方法を詳しく見ていきましょう!
★製品によっては下記以外の綴じ方や特殊加工がされている場合もございます。不明な場合には、各販売先へお問合せ下さい。
ホットメルト製本のカレンダー
ホットメルトと呼ばれる樹脂製の糊を使い、厚紙のヘッダーで挟んで綴じられています。
厚紙もカレンダー用紙も、「可燃ごみ」ではなく「雑がみ」として資源ごみに出せばリサイクルすることができます。
雑がみの回収をしている自治体では、「雑がみ」に分別するようにしましょう。
金具製本のカレンダー
金具製本のカレンダーは、上部を金具で三つ折りにして綴じられています。
壁掛け用の紐がついているタイプも。
カレンダー用紙は「雑がみ」に、残った金具部分は「不燃ごみ」になります。
ところで、金具に挟まれている残ったカレンダー用紙の端の部分はどうすれば良いのでしょう?
Calendiaスタッフが住んでいる自治体に問い合わせたところ、「無理に金具を開いて紙を取り出さずに、そのまま不燃ごみで出してください」とのことでした。
自治体によっては判断が異なるケースもあるかもしれませんが、無理に開こうとすると指を切るなどの怪我をしてしまう恐れがありますので、そのままにするのが良さそうです。
中綴じ製本のカレンダー
カレンダーの中央をホッチキスで留めて綴じられています。
ホッチキスを取り外し、カレンダー用紙は「雑がみ」に、ホッチキス芯は自治体によって分類が異なるので、自治体のルールに沿って捨ててください。
雑がみのリサイクルにおいては「ホッチキスは外さなくても問題ない」というケースもあるのですが、自分の手で分別できるものはしておいた方がベターでしょう。
リング製本のカレンダー
・ダブルリング(スチール製のリング)
スチール製のリングで綴じられています。
リングはちょっとの力で外せるようになっていますので、手で外してしまいましょう。
リングの端を、つまみやすい様に少し開き、
ワイヤーの端を引っ張ると簡単に外れます。
カレンダー用紙は「雑がみ」に、ワイヤーは「不燃ごみ」になりますので適切に分別してください。
・ペーパーリング
リサイクル可能な100%紙製のリングで綴じられています。
カレンダー用紙からリングを取り外す必要はなく、そのまま「雑がみ」に。
・eco紙プラリング
「eco紙プラリング」という新素材の紙リング(紙51%)を使用して綴じられています。
「可燃ごみ」として処分できる素材なので、カレンダー用紙を「可燃ごみ」に出すならカレンダー用紙から取り外す必要はありません。
カレンダー用紙を「雑がみ」に出す場合は、リングは取り外して「可燃ごみ」に。
ケース入り卓上カレンダー
PET樹脂製のケースに収納されたカレンダーです。
プラスチック製のケースに入ったものもよく見かけますね。
これらのケース入りカレンダーは、中のカレンダー用紙は「雑がみ」に、ケースはプラスチックごみになります。
プラスチックは「容器包装プラスチック(プラマークがあるもの)」と「製品プラスチック」に分けて回収されますが、カレンダーのケースは「製品プラスチック」になります。
製品プラスチックは自治体によって「資源ごみ」や「可燃ごみ」など分類が違うので、お住まいの自治体のルールに沿って分別してください。
紙製のケースのものは、そのまま「雑がみ」でOKです。
さいごに
カレンダーの分別の仕方をご紹介しました。
綴じ方をチェックして、素材をよく見極めて分別してくださいね。
時代に合わせて進化を続けるカレンダー。
環境に配慮した商品も多くありますので、ライフスタイルや好み、機能性といった観点だけでなく、エコという視点からカレンダーを選んでみてもいいですね。
限りある資源のために、家庭ごみの分別の徹底を心がけましょう!