2024.01.20 up

暦のおはなし

大寒(だいかん)

小正月や鏡開きも終わりお正月気分も落ち着いてきました。冬の寒さは一番のピークへ。

二十四節気も一年でもっとも厳しく寒い時期を表す大寒になります。

 

二十四節気のひとつ、大寒とはどのような季節なのでしょうか。

 

大寒(だいかん) 1月20日頃

一年でもっとも寒さの厳しいとき。ここを乗り越えれば春は目前。

 

毎日大活躍の手袋やマフラーなどの冬小物や暖房器具のお手入れも忘れずに。厳しい寒さが続くので体調管理には気を付けて過ごしていきたいですね。

 

 

*   *   *

 

 

七十二候

 

初候 款冬華(ふきのはなさく)

1月20~24日頃

厳しい寒さの中、ふきのとうが顔を出し始めるころ。

 

 

次候 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)

1月25~29日頃

沢の水さえも凍るもっとも寒いころ。

 

 

末候 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)

1月30日~2月3日頃

橘の実が黄色く色づき始めるころ。

 

 

季節の行事

節分

雑節の一つで一年の始まりとされる立春の前日。つまり大寒の最終日が「節分」にあたります。

もともとは“季節の分かれ目”を意味し、「立夏・立秋・立冬の前日」も節分とされていた。そして、特に1年の始まりとされる立春の前日(旧暦では大晦日にあたる)の「節分」には邪気が入りやすいと考えられ、豆まきも、新年を迎えるための邪気祓いのひとつとして行われてきました。

 

元気に豆まき!福を呼び込もう『節分』

STORE BLOG

元気に豆まき!福を呼び込もう『節分』

2023.02.05 up

節分(せつぶん)とは? 節分とは雑節のひとつ。   二十四節気で一年の始まりとされる立春の前日。  …

節分(せつぶん)とは? 節分とは雑節のひとつ。   二十四節気で一年の始まりとされる立春の前日。  …

 

 

天神講(てんじんこう)

学問の神様、菅原道真の命日の2月25日にちなんで毎月25日を「天神様の日」とされています。特に毎年最初の25日は「初天神」「天神講」です。

全国各地で色々な風習が残っていますが、福井県では嶺北を中心に天神様の掛け軸を床の間に飾り、焼きガレイを供える独特な風習があります。お下がりの焼きガレイは、家族で食べ子どもの健やかな成長と学問成就を願います。

 

 

 

旬の食材

大根

寒い季節に食べたくなる鍋やおでんにぴったり!出汁によくしみた大根。消化酵素が多く含まれる大根は、年末年始のごちそう続きで弱った胃腸を整えてくれます。

 

各部位のおすすめの食べ方

  • 上部・・・水分が多い/甘味が強い 大根サラダなど 大根おろし(辛いのが苦手な方)
  • 中部・・・柔らかい/辛みと甘味のバランスがよい 煮物など
  • 下部・・・水分が少ない/辛みが強い 漬物や味噌汁、また薬味として 大根おろし(辛いのが好みな方)
  • 葉・・・ベータカロチンが豊富 ごま油と炒めると相性抜群

 

[今月のRemind 1月編] 干して漬けるだけ!冬の簡単常備菜「干し大根の醤油漬け」

読みもの

[今月のRemind 1月編] 干して漬けるだけ!冬の簡単常備菜「干し大根の醤油漬け」

2021.01.20 up

冬野菜の代表格といえば、大根。寒くなるほど甘味が増して、おでんや鍋物など色んな料理に大活躍です。さらに旬の時期なので価格…

冬野菜の代表格といえば、大根。寒くなるほど甘味が増して、おでんや鍋物など色んな料理に大活躍です。さらに旬の時期なので価格…

 

 

小松菜

冬が旬で寒さに強い小松菜は、霜に当たると甘みも栄養も増すと言われています。アクが少なく、下茹でがいらないので使いやすいのも嬉しいポイント。ビタミンCが豊富なのでこの時期は風邪予防にも。炒め物、煮物、お浸しなどでいただきましょう。

 

 

季節のもの

雪にまつわる言葉

  • 初雪(はつゆき)・・・その年の冬に初めて降る雪のこと
  • 細雪(ささめゆき)・・・細かに降る雪のこと。谷崎潤一郎の小説のタイトルにも。
  • 牡丹雪(ぼたんゆき)・・・大きな雪片となって降る雪のこと
  • 淡雪(あわゆき)・・・春先に薄っすらと積り、すぐに消えてしまう雪のこと
  • なごり雪(なごりゆき)・・・春近くの降る雪のこと

 

一言で「雪」でも日本語では情緒あふれる多様な表現があります

 

 

*   *   *

 

人口10万人以上の都市の年間降雪量を世界中で比較するとトップ3を日本が独占!1位青森市・2位札幌市・3位富山市。日本は世界有数の雪が降る地域なんだね。

めくろうくんのちょっと雑学!?

 

 

 

*   *   *

 

 

『二十四節気(にじゅうしせっき)』 とは・・・
暦の上での日付とは別に、太陽の動きをもとに1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさらに6つに分けて24の季節に区切ったものを『二十四節気』といいます。それは、日本の自然を表現するような言葉が並んでいて、現在でも季節の節目などを示す言葉として使われています。

詳しくはこちらから

 意外と知らないカレンダーのあれこれ 教えて!めくろう君(二十四節気について)

 

 

この他にも馴染み深い「夏至」や「冬至」など、全部で24の言葉があります。なにげなくカレンダーなどで見ていたものも、意味を知ることで暮らしの中でより季節を味わうことができます。『二十四節気』を知って、日本の季節の移ろいを楽しんでみてください。

 

二十四節気と七十二候[2024年版]

STORE BLOG

二十四節気と七十二候[2024年版]

2024.01.02 up

    二十四節気(にじゅうしせっき) 暦の上での日付とは別に、太陽の動きをもとに1年を春夏秋冬の4…

    二十四節気(にじゅうしせっき) 暦の上での日付とは別に、太陽の動きをもとに1年を春夏秋冬の4…

 

色彩暦(二十四節気入)

お買いもの

色彩暦(二十四節気入)

¥1,265(税込)

四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。

四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。

この記事をシェアする

一覧に戻る