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[今月のRemind] 2月のカレンダー
2021.02.01 up
まだまだ寒さの厳しい2月の始まりです。2月のイベントといえば、節分やバレンタイン。大きなイベントは少ないとはいえ、4月か…
まだまだ寒さの厳しい2月の始まりです。2月のイベントといえば、節分やバレンタイン。大きなイベントは少ないとはいえ、4月か…
2021.02.11 up
2月11日は建国記念の日。祝日に関するアンケートでは忘れがちな祝日の上位にランクインしていたり、建国記念の日についてきちんと理解できていない人が多いという調査結果もあるなど、残念ながら日本の祝日の中では、ちょっと影の薄い祝日です。
さて、そんな建国記念の日ですが、そもそもどんな祝日なのでしょう。「建国記念日」と言ってしまいがちですが、「建国記念の日」と「の」が入ることにも注目です。せっかくの祝日、今一度ここで建国記念の日について理解を深め、日本のはじまり、そしてその歴史の深さに思いを馳せてみませんか?
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2021.02.01 up
まだまだ寒さの厳しい2月の始まりです。2月のイベントといえば、節分やバレンタイン。大きなイベントは少ないとはいえ、4月か…
まだまだ寒さの厳しい2月の始まりです。2月のイベントといえば、節分やバレンタイン。大きなイベントは少ないとはいえ、4月か…
国民の祝日に関する法律には、建国記念の日は「建国をしのび、国を愛する心を養う」とあります。建国とは国が興りはじまることを意味し、日本の建国は初代天皇の即位とされていました。
古事記や日本書紀で初代天皇とされている神武天皇。日本書紀には、紀元前660年1月1日に神武天皇が大和国(現在の奈良県)橿原宮で即位したと記されています。明治時代に入り、神武天皇即位の年を元年とする「神武天皇即位紀元」が制定され、即位の日である1月1日を新暦で換算した2月11日は、「紀元節」という祝日になりました。
紀元節には、宮中では祝宴が行われ、また、全国の神社でも紀元節祭が行われていました。しかし戦後、日本を占領していたGHQは天皇や神道に関する祝祭日を排除することを決め、1948年(昭和23年)に紀元節は廃止されてしまいます。
それでも、日本のはじまりとなる大切な祝日を復活させたいという国民の声は多く、何度も国会で議案の提出と廃案が繰り返されました。激しい政争の末、ついに1966年(昭和41年)、「建国記念の日」を祝日に追加することが決まりますが、日取りについては未定のまま。神武天皇の建国は神話であり、日本の正確な起源は分かっていない、と専門家による多くの議論があったためです。
国民の祝日に関する法律では、国民の祝日は以下のように定められています。
元日 | 1月1日 |
成人の日 | 1月の第2月曜日 |
建国記念の日 | 政令で定める日 |
天皇誕生日 | 2月23日 |
春分の日 | 春分日 |
昭和の日 | 4月29日 |
憲法記念日 | 5月3日 |
みどりの日 | 5月4日 |
こどもの日 | 5月5日 |
海の日 | 7月の第3月曜日 |
山の日 | 8月11日 |
敬老の日 | 9月の第3月曜日 |
秋分の日 | 秋分日 |
スポーツの日 | 10月の第2月曜日 |
文化の日 | 11月3日 |
勤労感謝の日 | 11月23日 |
お気づきですか?建国記念の日だけが、日付が記載されておらず「政令で定める日」となっています。日取りが決まらないままに、祝日に追加されたからなのです。
結局日取りについては、その後有識者によって審議会が行われ、建国を記念するに最もふさわしいと考えられる日として2月11日が適切ということになり、「建国記念の日となる日を定める政令」が出され、2月11日に決定しました。
2月11日のことを、うっかり「建国記念日」と言ってしまうことはありませんか?正確には「建国記念の日」です。同じ意味のように思えますが、別の意味を持っています。なぜ「の」がついているのでしょう。
神武天皇の即位を建国としていますが、そもそもは神話であり、史実ではないと考えられています。新暦により2月11日を算出しましたが、正確な日本の起源は分かっていない、というのが専門家たちの意見でした。そこで「建国記念日」でなく「の」を入れて「建国記念の日」とすることで、建国した日そのものではなく、「建国したことを記念する日」であると解釈できるようにしたのです。
建国記念日は建国した日を意味しますが、建国記念の日はあくまでも「日本の建国を記念してお祝いする日」という意味になります。「の」が付けられているのには、深い理由があったのですね。
建国記念の日には国の行事は行われませんが、全国各地で建国を祝う式典が行われたり、神社では紀元節祭が行われたりしています。明治神宮周辺では、毎年約6000人以上が参加する盛大な奉祝パレードも開催されています(令和3年は中止)。
これらの行事に参加できなくても、せっかくの祝日なので、日本の成り立ちについて調べてみたり、子どもたちに日本の歴史について話してあげたりしてもいいかもしれません。教養を深め、日本を愛する心を養う機会にできるといいですね。
一度は無くなってしまったものの、復活を願う国民の想いを受けて復活を遂げた「建国記念の日」。にもかかわらず、現在では忘れられがちな祝日となってしまっているのは、なんとも寂しいものです。
なんとなく過ごしていた祝日も、由来や意味を知ることで、一日一日が特別な日だと感じられるのではないでしょうか。日本のはじまりに思いを馳せながら、今日という一日の意味を感じて丁寧に過ごしてみたいですね。