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[今月のRemind] 2月のカレンダー
2021.02.01 up
まだまだ寒さの厳しい2月の始まりです。2月のイベントといえば、節分やバレンタイン。大きなイベントは少ないとはいえ、4月か…
まだまだ寒さの厳しい2月の始まりです。2月のイベントといえば、節分やバレンタイン。大きなイベントは少ないとはいえ、4月か…
2021.02.15 up
春ももうすぐとなると、気になるのは花粉飛散状況。スギ花粉は早いところでは2月中旬頃から本格的な飛散が始まりますので、早めの花粉症対策をしておきたいですね。
きちんと病院を受診して治療していくことが基本ですが、日常生活の中でも対策をすることで、花粉症を予防できたり、症状を少しでも軽くできたりすることがあります。ここでは、そんな自分でできる対策方法や暮らしの工夫をご紹介します。自分のライフスタイルにあった対策で、辛い花粉症の時期を乗り切りましょう。
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2021.02.01 up
まだまだ寒さの厳しい2月の始まりです。2月のイベントといえば、節分やバレンタイン。大きなイベントは少ないとはいえ、4月か…
まだまだ寒さの厳しい2月の始まりです。2月のイベントといえば、節分やバレンタイン。大きなイベントは少ないとはいえ、4月か…
花粉についてしっかりと知識を持つことは、花粉症対策の第一歩。花粉についての情報を頭に入れておくことで、自分で対策を取ることができます。まずここでは、基本的な花粉の飛散情報についてお伝えします。
縦に長い日本。花粉が飛び始める時期には地域差があります。九州地方や関東地方など早い地域で2月上旬から中旬。北上するほど遅くなり、関西や中部地方で2月中旬から下旬、東北地方で3月初旬から中旬頃となっています。暖冬だと飛散開始時期が早くなりますので、年によって違いがあります。
おおよその目安としては、一日の平均気温が7から8度、日中の気温が10度を超えるようになると花粉が飛び始めると考えて良いでしょう。
ちなみに、北海道や沖縄、離島にはスギがほとんど生えていないので、花粉も少ないそうですよ。
花粉の量は、前年の夏の気象条件で決まります。猛暑の夏は、花粉のもとになるスギの花芽がどんどん生長してしまいます。暑い夏の翌年は、スギ花粉は多くなると覚えておきましょう。
スギ花粉は気温が高くなると多く飛散します。空気が乾燥していると花粉は舞いやすく、風が強ければ広く飛散してしまいます。
・晴天で気温が高い日
・空気が乾燥して風のある日
・雨が降った翌日
・気温の高い日が2、3日続いた後
以上のような日は注意しましょう。
スギ花粉が多く飛散する時間帯は、地域や気候条件などによって違いはありますが、一般的には、11時から15時頃と17時から20時頃。お昼前後と日没前後に多くなる傾向があります。スギ林から花粉が飛び出すのが午前中で、そこからお昼前後に都市部に到達し、日没前後になると舞っていた花粉が地上に落下してきます。避けられるなら、これらの時間帯はなるべく外出を控えましょう。
花粉対策で一番重要なのは、とにかく花粉を浴びないこと。しっかり予防することで、症状を軽くすることができ、治療効果を補強します。
自分の住む地域の花粉の飛散がいつごろからなのか、今日は多いのか少ないのか、といった花粉情報をまずはしっかりとチェックしましょう。
花粉がひどい中での外出では、マスクとメガネでしっかり目、鼻、口を防護することが基本です。新型コロナウイルス感染症の流行でマスクは当たり前となり、様々な機能を備えたマスクも増えましたので、自分に合ったものを選びましょう。マスクはピッタリと隙間なく顔に密着させ、鼻と口の両方がしっかり覆われていることが重要です。メガネは花粉の侵入を防げるガードつきの物などもありますので、ぜひ活用しましょう。また、そもそも出歩かなくて済むのなら、なるべく外出は控えましょう。
外出すると衣類や髪には大量の花粉がつきます。気密性の高い最近の家では、一度家の中に花粉を入れてしまうと、外に出にくくなっています。花粉を家の中に持ち込まないよう、帰宅したら衣類や髪を玄関外でよく払いましょう。洋服ブラシなどを使うと効果的です。帰宅後の手洗いうがいもしっかり行いましょう。
毎年同じ時期に花粉症になる人は、花粉情報をチェックの上、症状が出ていなくても飛散する少し前から初期療法として花粉症の薬(抗アレルギー薬)飲んでおくと良いといわれています。症状が出た頃にはアレルギーの炎症は盛んになってしまっています。炎症が強くないうちに薬を飲み始めることで、症状を効果的に和らげることができます。症状がなくても病院を受診し、薬をもらっておくといいですね。
暮らしに工夫することで、花粉症の症状を楽にできることもあります。自分のライフスタイルに合わせて、うまく取り入れていきたいですね。
花粉の時期に家の掃除を行う際には、花粉を舞い上げないことが大切です。空気清浄機は空中の花粉しか除去してくれません。床、ソファーなどの家具、カーテンなど花粉が溜まりそうな箇所には掃除機をかけましょう。排気口からの風で花粉をまき散らしてしまうので、掃除機やほうきをかけたら、舞い上がった花粉が家具や床に落ちるのをしばらく待ち、濡れ雑巾で拭き掃除をして仕上げましょう。
一番外側に着ることになるコートなどは、毛織物素材は花粉をキャッチしやすいので避けましょう。ツルツルとした化学繊維の素材は花粉の付着を防げます。マフラーやストールなど、ふんわりと纏うものは、シワの間や隙間に花粉を溜めてしまうので避けた方が良いでしょう。髪への花粉の付着を防ぐために、帽子を被るのも効果的です。その際もなるべくツルツルした素材を選びたいですね。
洗濯物は極力外に干さないよう、浴室乾燥や部屋干し、乾燥機の利用を検討しましょう。どうしても外に干さなければならない場合は、取り込む前に一枚ずつしっかり花粉を払い落としてください。シーツや布団カバー、カーテンなど毎日洗うものではないようなものも、こまめに洗濯することで花粉の減少効果を期待できます。面倒でも、花粉の時期は洗えるものは何でもこまめに洗ってしまいましょう。
アルコール、タバコ、辛いものや熱いものなどの刺激物は、花粉症の症状悪化のきっかけになることもあります。症状を悪化させないために、鼻の粘膜に余計な刺激を与えないことが大切です。花粉のひどい時期は、なるべく刺激物は我慢しましょう。
花粉の時期は鼻詰まりのせいで口呼吸になりがちです。口の中が乾くと、喉がカラカラに乾いて痛みがあることも。喉の炎症は、インフルエンザなど他の病気を引き起こすこともあるので、水やお茶などの水分でこまめに口の中を潤せるように、常に水分を携帯しておきましょう。唾液の分泌を促す飴などもいいですね。
自律神経のバランスが崩れ、副交感神経が活発になると鼻の症状が悪化します。バランスの良い食事、ストレス発散、適度な運動、質のいい睡眠、ゆっくりとお風呂につかる、といった生活は、自律神経を整え鼻の症状を和らげてくれます。なるべく生活のリズムを整えて過ごしたいですね。
日記などをつける習慣のある人は、記録を付けてみるというのもおすすめ。その日の天気、症状のレベル、体調や服用した薬など、続けられる範囲で記録をしておきます。どんな時に症状が重く、どんな時に軽いのかなどが明らかになってくると、自分に合った対策をとることができますし、病院を受診する際にも自分の状況を正しく伝えることができます。
花粉の飛散は、春が近づいている証拠。とはいえ、やはり花粉症の症状は辛いもの。一度発症してしまった花粉症とは、長く付き合っていかなければなりません。少しでも症状を和らげてこの花粉の時期を乗り切るために、自分に合った予防と対策をしっかり行なっていきましょう。