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[今月のRemind] 5月のカレンダー
2021.05.01 up
ゴールデンウィークからスタートする5月。旅行や外出が難しい情勢ではありますが、おうちでできる楽しみを見つけて楽しく過ごし…
ゴールデンウィークからスタートする5月。旅行や外出が難しい情勢ではありますが、おうちでできる楽しみを見つけて楽しく過ごし…
2021.05.03 up
ゴールデンウィークはどのようにお過ごしですか?おうちで過ごされる方も、お出かけされる方も、感染症対策をしっかり行って、それぞれの楽しみ方でこの大型連休を満喫したいですね。
ところで、ゴールデンウィークは祝日が続くため「今日は何の祝日だったかな?」と混乱してしまうこともあるのではないでしょうか。せっかくの連休ですので、お休みを満喫しながらも、祝日の本来の意味やその歴史について理解を深めてみてはいかがでしょう。
ここでは、ゴールデンウィークと暦の関係についてご紹介します。
5月のカレンダーはこちら。
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2021.05.01 up
ゴールデンウィークからスタートする5月。旅行や外出が難しい情勢ではありますが、おうちでできる楽しみを見つけて楽しく過ごし…
ゴールデンウィークからスタートする5月。旅行や外出が難しい情勢ではありますが、おうちでできる楽しみを見つけて楽しく過ごし…
新しい年のカレンダーを手にしたとき、「今年のゴールデンウィークはいつからいつまでだろう?」と5月までページをめくって確認したことがある方も多いはず。ゴールデンウィークの期間が毎年変わるということはみなさんご存知ですよね。
では、ゴールデンウィークとはそもそも何なのか、ゴールデンウィークを構成する基本要素についておさらいしてみましょう。
ゴールデンウィークとは、4月29日を皮切りに、祝日が集中することによって起こる大型連休のこと。祝日に土日や振替休日が組み合わさることで大型化しており、お仕事をされている方は有給休暇を合わせることで、さらにまとまったお休みを取ることが可能になっています。
暑くもなく寒くもないちょうど良い気温で、新緑も美しい爽やかなこの時期は、旅行やアウトドアといったレジャー、帰省などに最適な連休となっています。
集中する祝日とその趣旨については以下の通りです。
4月29日 昭和の日
激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
5月3日 憲法記念日
日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
5月4日 みどりの日
自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
5月5日 こどもの日
こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
こどもの日については、こちらの記事もどうぞ。
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2021.04.12 up
清々しく爽やかな春の空に、鯉のぼりがよく似合う季節になってきました。4月末から来月にかけてはゴールデンウィークですが、そ…
清々しく爽やかな春の空に、鯉のぼりがよく似合う季節になってきました。4月末から来月にかけてはゴールデンウィークですが、そ…
祝日が続くゴールデンウィークはその名の通り、まさしく黄金週間。「ゴールデンウィーク」という名前を付けたのは、実は映画業界といわれています。1951年のこの時期に、お正月やお盆以上の売り上げを記録したことに由来して作られた宣伝用語なのだそう。それが次第に広まっていき、現在のように一般的に使われる言葉になっていったようです。
ゴールデンウィークには大作映画がいくつも公開され、大々的にPRされているのも納得ですね。
「飛び石連休」という言葉を最近ではあまり聞かなくなったように、ゴールデンウィークの連休を構成している祝日は、実は歴史と共に変わっています。祝日法ができる前と後、また、ひと昔前のゴールデンウィークと今のゴールデンウィーク、何がどのように違うのか見てみましょう。
江戸幕府は五節句と呼ばれる5日を式日(現在の祝日)と定めました。
・人日の節句(1月7日)
・上巳の節句(3月3日)
・端午の節句(5月5日)
・七夕の節句(7月7日)
・重陽の節句(9月9日)
祝日が少ないと思われるかもしれませんが、この頃は祝日の他に「祭日」というものが存在していました。この時代の日本は農業中心の暮らしだったため、豊作を祈願したり収穫に感謝したりと神様にまつわる行事が多く行われ、それらの日は祭日となっていたのです。
明治時代に入り、正月やお盆、天長節(天皇誕生日のこと)などが追加になり祝日は9日となりますが、5月の祝日は端午の節句のみのまま。まだまだ大型連休という概念はなさそうです。
明治6年の改暦(太陰太陽暦から太陽暦へ変更)により、祝日にも変化が起こります。
五節句が祝日からはずされ、祝日は新年宴会(1月5日)と紀元節(現在の建国記念日)、そして天長節の3日のみになってしまいました。祝日から外された五節句は、公式な祝日ではなくなりましたが、一部は民間の行事として今もなお続けられています。
この頃はまだ祭日が残っていますが、5月の祝祭日はここで一切なくなってしまいました。
終戦後GHQの管理下にあった日本。この頃、国民の祝日について定める「国民の祝日に関する法律(祝日法)」が成立し、今の日本の祝日の原型ができあがります。
また、これまで祝日と祭日の2種類あったものが、ここで祝日に一本化されました。
祝日法により決定した4、5月の祝日は
・4月29日 天皇誕生日(昭和天皇の誕生日)
・5月3日 憲法記念日(1947年5月3日に日本国憲法が施行されたことに由来)
・5月5日 こどもの日(端午の節句に由来)
となり、今のゴールデンウィークの形にかなり近づきました。ゴールデンウィークという言葉ができたのも1951年なので、この頃から次第に春の大型連休としての認識ができあがってきたのではないでしょうか。
その後、大型連休を構成するのに、忘れてはならない重要な制度が採用されます。
週休二日制、振替休日、国民の休日の3つです。
週休二日制
労働の能率化を目指して1963年から一部企業や自治体で導入が始まり、1980年代頃には広く民間企業などでも採用されるようになりました。公立学校でも1992年から段階的に実施され、2002年度から完全導入されました。
振替休日
国民の福祉増進を目的に採用され、1973年の祝日法改正によって、国民の祝日と日曜日が重なった場合には、その次の日を休日とすることになりました。
国民の休日
ゴールデンウィークの飛石連休の解消を望む世間の声に応え、1985年の祝日法改正により、国民の祝日に挟まれた平日は休日とすることになりました。それらの休日は「国民の休日」と呼ばれます。5月3日の憲法記念日、5月5日のこどもの日に挟まれた5月4日は、ここから国民の休日となりました。
休日が平日を挟んでいる状態のことを日本庭園の飛び石になぞらえて飛び石連休といいます。
例えば、1962年のゴールデンウィークの場合。週休二日制導入前のため、土曜は休日ではありません。また、振替休日もなく5月4日の国民の休日もありませんでしたので、飛び石連休となっていました。
次に祝日に関しての大きな変更があったのは、平成に入ってから。
昭和天皇がお亡くなりになり元号が平成に変わった1989年、天皇誕生日は4月29日から12月23日に移動しました。それに伴い4月29日は平日に戻るはずでしたが、長きにわたってゴールデンウィーク初日の祝日として人々の生活に定着していたため、廃止によって国民の生活に影響が出ることを懸念して、4月29日を祝日として残すことになったのです。
みどりの日と昭和の日
そして作られたのが、日本の緑豊かな自然に親しみ、感謝し、豊かな心を育むようにとの願いが込められた「みどりの日」でした。自然に親しむのに最適な時期であり、また昭和天皇の誕生日として既に国民に祝日が定着していることから、4月29日が最適ということになったのです。昭和天皇は生物や自然をこよなく愛され、植物に大変造詣が深かったことから、昭和天皇を偲ぶ意味も込めて「みどりの日」と名付けられました。
しかしその後、みどりの日という名前では昭和天皇との関係性が分かりにくい、などの声があがり、2005年の祝日法改正にて「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。」日として、昭和の日に改称されます。それによって、みどりの日は国民の休日であった5月4日に移動しました。
ここで、ようやく現在のゴールデンウィークの形ができあがったといえます。飛び石連休という言葉もあまり聞かなくなり、まさに大型連休といえる形が実現しました。
2019年の奇跡の10連休を覚えていますか?これは、令和元年5月1日の新天皇の即位による特別な休日と、国民の祝日、国民の休日、振替休日が組み合わさってできたものでした。どうやって過ごそうかと戸惑った方も多かったかもしれませんね。2019年は元号が新しくなった歴史的な1年でしたが、ゴールデンウィークの歴史的にも珍しい1年だったのです。
以上、ゴールデンウィークと暦の歴史を振り返ってみました。
労働環境が時代とともに見直され働き方もどんどん多様化している今、有給休暇も幾分か取りやすくなったこともあり、近年大型化の傾向が強まっているゴールデンウィーク。ゴールデンウィークの変遷というのは、日本における祝日の変遷でもあります。改暦や終戦といった歴史的背景のほか、人々の働き方、暮らし方の変化が色濃く反映されて、今日のゴールデンウィークが形作られているのはとても興味深いですね。
歴史を紐解くと、ゴールデンウィークは単なる休日の連続ではないことが良くわかります。せっかくなので、祝日が作られた背景に思いを馳せながら過ごしてみてもいいかもしれませんね。