2021.10.11 up
ハロウィンアイテムは親子で手作り♪ 粘土でキャンドル飾りを作ってみよう[親子のための今月のRemind]
10月の一大イベントといえば、ハロウィン!そしてハロウィンに欠かせないのが、カボチャのオバケ、ジャックオーランタン。
ジャックオーランタンは、カボチャの中身をくり抜き、目と鼻をあけ、中にろうそくを立てたカボチャのちょうちん。その灯を目印に、精霊がやってくると言われています。
オレンジの園芸用のカボチャとろうそくがあれば作れますが、カボチャをくり抜いて…と考えるとちょっと億劫…。
せっかくのイベント、子どもも一緒に楽しみたいですよね。
そこで、小さい子どもでも一緒に作れる、簡単なジャックオーランタンのキャンドル飾りの作り方をご紹介します。
上手にできてもできなくても、世界に一つだけのジャックオーランタンは、大切な季節の思い出になりますね。
用意するもの
・紙ねんど
・お好きな色のアクリル絵の具・筆
・キャンドル
(細長いタイプのキャンドルでもいいですが、倒れる危険性が少ないティーライトキャンドルだと安心です。100円ショップにあります。)
・ねんどヘラ
キャンドル飾りを作ってみよう!
では早速作ってみましょう!
ここからは絵心のない30代後半スタッフと、5歳男児が一緒に作っていきます。きれいな仕上がりはあまり期待できませんが、リアルさをお届けします!
まずはねんどを成形しよう
まずは、紙ねんどを適当な大きさにちぎってざっくりと丸めます。そして、キャンドルを埋め込むためのくぼみを作ります。
くぼみの中に、ティーライトキャンドルを埋め込みます。
キャンドルを埋め込んだら、カボチャをイメージして形を整えます。おまんじゅう型にするとちょうど良いです。
うっかり手を貸してしまいそうになりますが、子どもが「手伝って」と言うまでは、なるべく手を貸さずに子ども本人にやらせましょう。
上手に仕上げることが目的ではありません。親子で楽しむのが第一です。
ヘラを使って、カボチャの溝を描いていきます。
力加減が少し難しいようで、たまにヘラがねんどに刺さってしまいますが、それも味ということで…。あまり深く刺さってしまうとねんどの表面にヒビが入ってしまいますが、あとでならせば問題ありません。
カボチャの溝ってこんなに多かったかな…?と思いましたが、なるべく口出しせずに、とりあえず見守ることにします…。
溝入れが済んだ状態です!
左が5歳児作、真ん中はスタッフ作、右は…さて何でしょう??
ここから、ねんどが乾くまで1日から2日程度乾燥させてください。
色付けをしよう
しっかり乾燥したら、色付けに入ります。
色付けは、「ぼくもやりたい!」と乱入してきた7歳男児にバトンタッチ。
(あ〜…そうだよね、キャンドルも汚れるよね…
だいぶムラがあって塗り方が粗いようだけど、今からきれいに仕上げるんだよね…?)
と思いましたが、ムラのあるままベースの色塗りが終わりました…。本人満足そうなので良しとします!
さて右の黒い物体は一体…?
ベースの絵の具が乾いたら、顔を入れていきます。見本になるイラストなどを手元に用意しておくといいですよ。
うんうん、いい感じ。ジャックオーランタンっぽさが出てきました。
ジャックオーランタンの特徴ある口。ちょっと難しそうです。
苦労のあとが見えます…。
あれ?また筆を走らせます。
どうも見本にしていたジャックオーランタンのイラストの口を忠実に再現しようとしていた模様。子どもって素直ですね…。
「これ以上やるとぐちゃぐちゃになっちゃうよー」という言葉は飲み込みます。
口の部分は難しいので、簡単な形のイラストを見本にすると良さそうです。
また、筆の太さのチョイスが間違っていたことにここで気付きますが時すでに遅し…。
全ての色付けが終わりました。
7歳児作のお顔は若干ホラーですが、ジャックオーランタンはそもそもオバケなので良しとしましょう。5歳児に「なにこれー」と笑われていましたが。
左はスタッフ作。絵の具で盛大にやらかす7歳児を見て、これは絵の具で顔を描くより油性マジックの方がきれいに描けるのでは?と思い、油性マジックでチャレンジ。
細かい描写がしやすいので「マジックの方がいいかも?」と思いきや、ねんど表面にマジックの筆先が引っ掛かり、時々ねんどを剥がしてしまうことが…。
マジックも一長一短です。描きやすいものを使いましょう。
そして、右。こちらもスタッフ作。
黒猫のつもりですが、なんとも間の抜けた顔の猫になってしまいました。絵心がないとこうなります。
見本を用意しようかと思いましたが、7歳児と共に「猫ってこうかな?」と言いながら描きました。自信のない人はきちんと見本を用意すべきですね。
ジャックオーランタン以外にも何か作れないかな?と黒猫にチャレンジしてみましたが、他にもアイデア次第でいろんなモチーフを作れそうです。
今回500g入りの紙ねんどを使いましたが、この3つでちょうど使い切りました。
絵の具がしっかり乾けば、これで完成です!
いざ、点灯してみよう!
完全に乾いたので、部屋を暗くして、それっぽく少し飾り付けをして火をつけてみます。火が灯るとやっぱり雰囲気がでますね。
ほんのりとした灯りに癒されますし、ハロウィンぽさも出ているのではないでしょうか。絵の出来はもはや気になりません(多分)。
火を使うので、お子さんの年齢によっては注意してください。
火を全く使わない、LEDのティーライトキャンドルなどもありますので、そちらを使うという手もあります。
子どもと一緒に作ってみて
これまでのハロウィンは、100円ショップで揃えたちょっとした飾りを部屋に飾り付けるくらいのことしかして来なかった当スタッフ。
今回やってみて感じたことは、「子どもは思った以上にこういった季節のイベントを楽しみにしているのかも?」ということ。
一緒にカボチャのキャンドル作ってみようか、と声をかけたときも「やりたい!早くやろう!」という反応でした。学校や保育園などでも、季節の工作やハロウィンの絵本など、その季節を意識した学習や遊びを取り入れてくれていますので、きっとその影響もあるのでしょう。
これまでも面倒くさがらないで、簡単なことでもいいからやってみれば良かったなとちょっと反省しました。
ねんどをこねる、色をつける、工程としてはその二つくらいしかありませんが、「ねんど乾いた?まだ?」と気にしたり、「もう目と鼻描いてもいいー?」と待ちきれない様子だったりと、子どもたちも楽しんでいたようでした。
「ハロウィンにはどうしてカボチャと黒猫なの?」と疑問がわけば、学びのきっかけにもなりますね。
最後に、やってみて感じた注意点をお伝えします。
・紙ねんどは思った以上に手が白く汚れます。黒い服は避けましょう。
・絵の具を使う際の養生はしっかりと入念に行いましょう。子どもは思わぬところに絵の具を飛ばします。(床が大変なことになりました)
さいごに
以上、子どもと一緒に作る、ジャックオーランタンのキャンドル飾りの作り方をご紹介しました。
大人になると、季節のイベントにも鈍感になってしまいがち。こうやって子どもと一緒に季節のイベントを楽しむことで、大人も思い出せるものがあるかもしれませんね。
火を灯して飾るのはもちろん、火をつけていなくても、コロンと可愛らしい置物として飾り棚などに飾っておけます。それだけで手軽にハロウィンの雰囲気が出せますよ。
ぜひお子さんと一緒に作ってみてくださいね!