2022.03.28 up
親子で楽しむ簡単レシピ♪ 春の香りふんわり。よもぎ団子を作ってみよう![親子のための今月のRemind]
3月〜5月に旬を迎えるキク科の多年草、よもぎ。草餅や天ぷらでおなじみですよね。
よもぎ独特のあの香りも春を感じさせてくれます。
成長したよもぎの葉は香りが強くなりすぎて食感も硬くなってしまうので、食用にするのはやわらかい若葉。今回は、そんなよもぎの若葉を使って、子どもと一緒によもぎ団子作りにチャレンジします!
よもぎは道端、土手など身近なところに自生しているので、天気のいい日には子どもと一緒によもぎ摘みに行くのもいいですね。団子作りは小さな子どもでも簡単にできるので、春らしい手作りおやつを親子で一緒に作ってみてください♪
よもぎを求めて…
よもぎ団子を作るためには、まずよもぎを用意しなければなりません。
道端や土手などに自生しているよもぎですが、「これがよもぎ!」と判別する自信がなかった当スタッフ。産直や大きなスーパーに行けば、春の山菜や菜の花などと一緒によもぎも売っているだろうと思い、探しに出かけました。ところが、いくつ産直やスーパーを巡ってもよもぎに出会えません。店員さんに聞いてもよもぎは扱っていないと言われてしまいました。
調べてみると、生のよもぎは日持ちせず傷みやすいため、スーパーなどには出回らないのだそう。乾燥させて粉末にした「よもぎ粉」をよもぎの代わりに使用したり、春にたくさん摘んで冷凍保存しておいたりすることが多いのだとか。
よもぎ団子を作ろうと思ったら、よもぎ粉を使うか、自分で摘んでくるしかないのですね。
そんなことも知らず、よもぎを求めてさまよっていました…
ということで「摘んでくるしかない!」と、祖父の畑の脇に生えていたよもぎを摘ませてもらうことに。これはよもぎなのか?といまいち自信がなかったのですが「葉の裏が白くて産毛があって、匂いがすれば、それはよもぎだよ」と祖父に教えられ、無事によもぎをゲットできたのでした。
摘みに行った3月下旬は写真のようにまだまだ小さい状態でしたが、しっかりとよもぎの香りがします。若葉は柔らかくアクが少ないので食用に向いているのだそうですよ。
よもぎは道路脇などにも多く生えていますが、車通りが多いところなど衛生面が気になる場所に生えているものは避けた方が無難かもしれません。また、猛毒のトリカブトとよもぎの採り違えには十分ご注意ください。
ここからどんどん葉を伸ばすぞ!という生命力を感じさせる若葉。触ってみると葉はとっても柔らかい!
恥ずかしながら、今回初めて「よもぎは売っていない」ということを知ったスタッフ。子どもたちだけでなく、親にとってもいい勉強となったのでした。
材料
(よもぎ団子12個分)
・よもぎ 茹でて水気を切った状態で30〜50g
・だんご粉 100g
・水 80ml
よもぎ団子を作ってみよう!
無事によもぎを用意できたところで、早速よもぎ団子を作っていきましょう!
まず、よもぎについた土や汚れをきれいにします。
よもぎは柔らかい葉の部分を使用しますので根や固い茎はとり除き、その後よく水洗いしてください。
鍋にたっぷり水をはり、沸騰したら塩をひとつかみ入れてよもぎを茹でます。今回のような若葉でなく、ある程度大きく育ったよもぎを使う場合は、重曹を加えて茹でてください。
包丁で叩いてペースト状にします。フードプロセッサーなどを使ってもいいですね。
今回実はフードプロセッサーを使おうとしていたのですが、よもぎの量が少なくて刃が空回ってしまったので、包丁で叩くことに…。
しばらく叩き続け、ペースト状になりました。
だんご粉によもぎペーストを入れ、耳たぶくらいの柔らかさになるまで、水を少しずつ加えながらよくこねます。
「耳たぶってどのくらいー?」なんて言いながら、わいわいと楽しそうにこねていました。
ひとまとめにします。
生地を適当な大きさに取り分けて、手のひらで転がして丸めます。子どもも粘土遊び気分でノリノリで丸めています♪
全て丸めました!
続いて沸騰したお湯の中に入れます。しばらくすると団子が浮き上がってくるので、そこから1〜2分茹でてすくいあげ、冷水にとって冷まします。水がぬるくなってしまったら何度か水を替えてください。
団子が冷めたらザルにあげて水気を切って完成です!
だんご自体には砂糖を入れていないので、甘みはトッピングで補ってください。きな粉と砂糖をまぶしたきな粉だんごも良いし…
あんこを乗せてもおいしそう! どうやって食べるか迷ってしまいますね。
さいごに
子どもと一緒に作る、よもぎ団子の作り方をご紹介しました。
春らしい香りがふんわりと漂うモチモチのお団子に、子どもたちも大満足。「もっとたくさん摘んできて、もっとたくさんお団子を作ろう!」なんて言っていました。
寒さと暖かさを繰り返しながらも、徐々に春らしくなってきた3月下旬。外に出れば、よもぎだけでなく菜の花やつくし、桜など春を告げる自然に溢れています。ぜひ、親子でよもぎを摘みながら、春を感じるお散歩も楽しんでみてくださいね♪