2022.04.07 up
オレンジデーにもおすすめ♪デコポンのオランジェットを作ってみよう[親子のための今月のRemind]
そのネーミングと、ぽこんと飛び出た部分がなんともキュートなデコポン。甘くてジューシーで、みかんよりも少し大きくて食べ応えがあるのも嬉しいですよね。
柑橘類の旬は冬のイメージがありますが、デコポンの旬は3〜4月。甘みが増していてビタミンCもたっぷり!そんな旬のデコポンを皮までおいしくいただいちゃおう!ということで、今回は子どもと一緒にオランジェットを作りたいと思います。
ところで、4月14日はオレンジデー。聞き慣れないかもしれませんが、愛媛県の柑橘生産農家によって作られた記念日です。オレンジの花言葉が「花嫁の喜び」であることから、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーに続く「第3の愛の記念日」とも言われ、オレンジやオレンジ色のものを贈り合うのだそう。
かわいくラッピングしたオランジェットを大切な人にプレゼントするのもいいですね♪
そもそもデコポンって?
デコポンとよく似た形で、不知火(しらぬい)という品種のみかんがスーパーに並んでいるのを見かけたことはありませんか?
デコポンと不知火はどう違うのでしょう?
「不知火」は「清見」と「ポンカン」を掛け合わせて作られた品種で、糖度が高く、皮を手でむきやすいこともあってとても人気。この「不知火」のうち、糖度13度以上、クエン酸1%以下という厳しい基準をクリアしたものだけが「デコポン」として出荷されているのです。デコポンがしっかり甘いのには、そんな理由があったんですね!
材料
・デコポン 2個
・グラニュー糖(皮を煮詰める用) デコポンの皮を茹でてワタを取り除いた重さの80%
・グラニュー糖(表面にまぶす用) 適量
・チョコレート 適量
オランジェットを作ってみよう!
では早速オランジェットを作っていきましょう!
しっかりと水洗いしたデコポンを4等分に切り、皮をむきます。実はおいしくいただきましょう。我が家の子どもたちもデコポンが大好き。一瞬にしてなくなりました(笑)
鍋に皮を入れ、たっぷり水をはって沸騰させます。沸騰後も10分程度そのまま煮て、ザルにあげます。
「茹でこぼし」という作業で、これを3回繰り返すことで皮の苦味を取ることができます。
皮に残っていたスジやワタをスプーンで取り除いたら、ここで皮の重さを測ります。
皮の重量の80%のグラニュー糖と、1cm幅にカットした皮を鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて強めの中火にかけます。アクが出てくるので、都度取り除いてください。
水分が少なくなってきたら弱火にし、鍋をゆすって焦がさないようにさらに煮詰めます。ほとんどの水分がなくなり、ツヤが出てとろみがついたらOK。
皮はこのように透明になって、皮の向こうが透けて見えます。
オーブンの予熱(100℃)を始め、予熱の間にクッキングシートに煮詰めた皮を並べます。
予熱が終わったら、100℃のオーブンで30分加熱して乾燥させます。
粗熱を取ったら、グラニュー糖を広げたバットの中に入れて、グラニュー糖を絡めます。これでオレンジピールは完成!
これだけでも、とってもおいしいおやつです。子どもたちも、おいしいおいしいとパクパクつまみ食い…
つまみ食いが止まりませんが、オランジェットに仕上げるべく最後の工程へ。
チョコレートを耐熱容器に入れ600Wの電子レンジで20秒加熱し、一度取り出して混ぜます。さらに20秒加熱→混ぜる、20秒加熱→混ぜる、をチョコレートが完全に溶けるまで繰り返します。
チョコレートが溶けたら、オレンジピールの半分にチョコレートをつけ、クッキングシートに並べます。
このまま自然乾燥。チョコレートが固まれば、オランジェットの完成です!
子どもたちにも大好評!ひょいとつまめるサイズなこともあって、ついつい手が伸びてしまいますね。
さいごに
子どもと一緒に作る、オランジェットの作り方をご紹介しました。
皮を煮詰めて乾燥させてチョコレートをコーティングするだけなので、子どもでも簡単にできます。皮までおいしく食べられて捨てるところがほとんどないのも嬉しいポイントですね。
はっさくなどデコポン以外のみかんの皮でも同じように作れますが、外国産オレンジなどは皮の防カビ剤が気になりますので、国産のものを使うようにしましょう。
日々のおやつにも、ちょっとした手土産にもぴったりのオランジェット。オレンジデーのプレゼントにもおすすめなので、ぜひ子どもたちと一緒に作ってみてくださいね♪