読みもの
[今月のRemind] 12月のカレンダー
2020.12.01 up
いよいよ12月、今年最後の月となりました。クリスマスや忘年会、子どもたちの冬休みと楽しみも多い時期ですが、お歳暮や年賀状…
いよいよ12月、今年最後の月となりました。クリスマスや忘年会、子どもたちの冬休みと楽しみも多い時期ですが、お歳暮や年賀状…
2020.12.31 up
いよいよ今年も残り一日です。年越しそばを食べながらお家でまったりと年越しする方や、除夜の鐘をつきにいくという方もいるでしょう。大晦日というのは、なんだかやはり特別な一日に感じてワクワクしたり、そわそわしたりしてしまいます。今年最後の一日、有意義に過ごして気持ちよく新年を迎えたいものです。
ところで、「大晦日」という言葉を私たちは当たり前のように使っていますが、「なぜ12月31日を大晦日と言うの?」「除夜の鐘の“除夜”ってどういう意味?」など、意識してみると気になってきませんか?ちょっと気になる大晦日にまつわるアレコレについてご紹介します。
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2020.12.01 up
いよいよ12月、今年最後の月となりました。クリスマスや忘年会、子どもたちの冬休みと楽しみも多い時期ですが、お歳暮や年賀状…
いよいよ12月、今年最後の月となりました。クリスマスや忘年会、子どもたちの冬休みと楽しみも多い時期ですが、お歳暮や年賀状…
「晦」という漢字、日常生活で出会う場面は少ないかと思いますが、何と読むかご存知ですか?音読みでは「カイ」、訓読み「みそか」「つごもり」「くら(い)」と読み、ひと月の最後の日、月が出ない日のことを意味します。旧暦では15日が満月、そこからだんだんと月は欠けていき、30日にはほぼ月は見えません。そこから「晦」が月末を差す言葉となったようです。「晦日」と書くこともあります。旧暦では、一年の一番最後の晦日のことを「大晦日」と言います。毎年12月31日を大晦日というのは、このような意味があったのですね。現代では「晦日」という言葉を使うシーンがほとんど残っていないのに、大晦日だけが残っているのは面白いですね。
除夜の鐘が聞こえてくると、いよいよ今年も残りわずかです。煩悩を祓い、気持ち新たに新年を迎えるために、108回の鐘をつきます。108という数字が人間の煩悩の数だというのは有名ですが、では「除夜」とは何のことでしょう?除夜とは「旧年を除く」という意味で、大晦日の夜のことをさしています。「除夜の鐘」というのは「大晦日の夜につく鐘」という意味なのですね。
お寺では大晦日には除夜会という一年の締めくくりの法要が行われ、その後に108回鐘をつきます。つき始める時間はお寺によって多少違いがありますが、23時30分頃から始まることが多いようです。107つは年内につき、108つ目は新年につくものとされています。参拝客に鐘をつかせてくれるところもありますので、近くのお寺に問い合わせるかホームページなどで確認してみましょう。自分で鐘をつくと、より思い出深い年越しになりますね。
大晦日にいただくものといえば、年越しそばです。夕飯時や年越し直前に家族でそばを食べるご家庭や、みんなでお蕎麦屋さんへ食べにいくというご家庭もあるでしょう。年越しそばを食べる時間に決まりはありませんが、年内に食べ切るものとされています。年を越すまでに食べきらないと翌年の金運に恵まれないという言い伝えもあるので、できれば金運アップを祈願して年内に食べてしまいましょう。
そもそもなぜお蕎麦なのでしょうか。由来は諸説あるようですが、細く長く伸びることから、長寿を祈ってそばを食べるようになったという説が有力なようです。また、博多の商人が貧しくて年を越せない人にそばを振る舞ったところ、翌年から人々に運がむいてきたから、という説もあります。
薬味にはネギが一般的ですが、このネギも実は縁起物なのです。一年の疲れを和らげる意味の「労ぐ(ねぐ)」と御祓を行う神職「禰宜(ねぎ)」にかけて、今年の汚れを祓い心やすらかに新年を迎えようという意味が込められています。
普段なら子どもたちにあまり夜更かしさせるわけにはいきませんが、大晦日はどうでしょう。昔は、正月の年神様を迎えるために大晦日の夜は家族全員で一晩中起きていなければならないとされていました。起きていなければならない、というのも子どもには難しい話ですが、昔は眠くなってしまう子どもたちのために、年配者が面白いむかし話を語って聞かせていたと言います。むかし話として有名な「笠地蔵」は、年越しの晩によく子どもたちに語られていた話だそうです。ご家庭ごとに方針もあるでしょうが、今日だけは特別に子どもたちも夜更かしをして、家族揃っての年越しもいいですね。
大晦日が過ぎるといよいよ新年です。今年はどんな一年でしたか?今年に少し悔いが残っている人も、大満足の一年を過ごせた人も、気持ち新たに明日からの新しい年を良い一年にしていけるといいですね。