2021.08.23 up

暦のおはなし

綿柎開(わたのはなしべひらく)

綿柎開(わたのはなしべひらく)

七十二候の中で、処暑(しょしょ)の初候にあたります。

 

綿の実を包むガクが開き始め、白い綿が顔を出す頃。

 

綿の木は7月~8月にかけて黄色い花を咲かせた後、実をつけます。しばらくするとその実が膨らんではじけると、フカフカの真っ白い綿花が現れます。この種を包んだ綿毛をほぐし、綿の糸を紡いでいきます。

 

綿は吸水性が高く、肌触りの良さが特徴でTシャツやタオルなど多くの衣類に使われているお馴染みの素材です。化学繊維などと比べて肌ざわりが良く、肌の弱いアトピーの方、小さなお赤ちゃんなどにおすすめの素材とされています。

 

 

綿の歴史

平安時代に伝来したと伝わる綿花ですが、その時には定着せず途絶えてしまいます。

その後戦国時代に広がり、江戸時代には全国へ急速に拡大、明治時代には政策の後押しもあり、綿布の輸出量が世界一、栽培・生産のピークを迎えます。しかし戦後には安価な海外製におされ、現在では統計上では国内自給率ゼロになってしまっています。

 

国内で生産されるまでの綿は大変貴重な輸入品であったため、庶民は麻などを身に着けていました。高い保温性のある綿が普及することで、人々の暮らしは劇的に改善したようです。

 

 

『七十二候(しちじゅうにこう)』 とは・・・
1年を72に区切って、季節を細かく分け、そのひとつひとつは気象の変化や動植物の様子を短い言葉で表現されています。『二十四節気』は半月ごとの季節の変化を示していますが、これをさらに分けて、5日ごとに区切って表したものを『七十二候』といいます。季節の変化を細かく見つめ、農作業に生かしていたようです。

詳しくはこちらから

 意外と知らないカレンダーのあれこれ 教えて!めくろう君(七十二候について)

 

 

寒蝉鳴(ひぐらしなく)

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寒蝉鳴(ひぐらしなく)

2021.08.12 up

寒蝉鳴(ひぐらしなく) 七十二候の中で、立秋(りっしゅう)の次候にあたります。   ヒグラシ(蜩)が鳴き始める…

寒蝉鳴(ひぐらしなく) 七十二候の中で、立秋(りっしゅう)の次候にあたります。   ヒグラシ(蜩)が鳴き始める…

 

 

春夏秋冬の『四季』。立春から大寒までの『二十四節気』。そして、それをさらに細かく分けて表現した『七十二候』。言葉にはさまざまな意味が込められており、字面を見るだけでも季節を感じられそうです。

 

 

ふわふわな白い綿花が付いたコットンのドライフラワーは、インテリア雑貨として人気だよ!ナチュラルな風合いがとってもおしゃれだね。

めくろうくんのココがポイント!

 

 

色彩暦(二十四節気入)

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¥1,265(税込)

四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。

四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。

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