霜始降花(しもはじめてふる) 七十二候の中で、霜降(そうこう)の初候にあたります。 だんだんと北国から霜が…
2021.11.17 up
金盞香(きんせんかさく)
金盞香(きんせんかさく)
七十二候の中で、立冬(りっとう)の末候にあたります。
水仙の花が咲き始め、香りが漂う頃。
「金盞」とは金色の杯のことで、白い花びらの中央に黄色い副花冠を持つ水仙の別名です。またその花の様子を例え「金盞銀台(きんせんぎんだい)」とも呼ばれていました。
寒中でも咲くことから「雪中花(せっちゅうか)」ともいわれ、お正月の生け花に用いられます。
芳しい香りと、凛とした佇まいが上品な花です。
福井県の花・水仙
水仙は「日本海のきびしい風雪に耐えぬいて寒中に咲くこの花の忍耐強さは、県民性に通ずる」とされ、福井県の県花となっています。
雄々しい越前海岸の海岸線に咲き誇る水仙は「越前水仙」のブランド名で知られています。
越前海岸は、日本水仙三大群生地 (越前海岸、淡路島、房総半島)のひとつで、日本海からの潮風とともに甘い香りが運ばれてきます。この潮風をあびて育った越前水仙は香りが強く、日持ちすることから生け花として人気が高く、関西を中心に出荷されていきます。
1年を72に区切って、季節を細かく分け、そのひとつひとつは気象の変化や動植物の様子を短い言葉で表現されています。『二十四節気』は半月ごとの季節の変化を示していますが、これをさらに分けて、5日ごとに区切って表したものを『七十二候』といいます。季節の変化を細かく見つめ、農作業に生かしていたようです。
意外と知らないカレンダーのあれこれ 教えて!めくろう君(七十二候について)
春夏秋冬の『四季』。立春から大寒までの『二十四節気』。そして、それをさらに細かく分けて表現した『七十二候』。言葉にはさまざまな意味が込められており、字面を見るだけでも季節を感じられそうです。
可憐に咲く水仙だけど毒性のある植物だから注意が必要だよ。葉はニラ、球根は玉ねぎに似ているから自家菜園の近くで栽培するときには誤って食べないようにしないとね。
めくろうくんのちょっと雑学!?
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四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。
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