一粒万倍日（いちりゅうまんばいび）

「蒔いた一粒の籾（もみ）が万倍にも実る稲穂となる」という、誠にめでたい日のこと。

何か新しいことを始めるのに吉とされる。仕事始めや開店、種まきやお金を出すことによいとされる選日の一つ（選日についてはこちら）。

しかし、この日に借金をしたり、物を借りたりすると後のちに苦労のタネも増えるとされているので注意が必要になります。つまり、良いことも悪いことも万倍になって返ってくるということになります。

◆2023年　一粒万倍日カレンダー

二十四節気と各日にちに割り当てられた干支の組み合わせで年間約60日ほどが一粒万倍日になります。

• 1月6日は一粒万倍日＋天赦日
• 3月21日は一粒万倍日＋天赦日+寅の日
• 8月4日は一粒万倍日＋天赦日
• 12月5日から12月８日まで４日連続の一粒万倍日

◆すると良いとされていること

• 開店・開業
• 入籍・結婚式
• 宝くじの購入
• 財布の新調
• 銀行口座の開設

 ◆しないほうが良いとされていること

• ローンや借金
• 人から物を借りる
• 夫婦喧嘩や隣人トラブル、些細な悪口

選日は、その日の吉凶を表す言葉です。この他にも「八専（はっせん）」や「三隣亡（さんりんぼう）」「不成就日（ふじょうじゅび）」などがあります。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、お使いのカレンダーにも明記されている場合もあります。