黄鴬睍睆(うぐいすなく) 七十二候の中で、立春(りっしゅん)の次候にあたります。 ウグイスは鳴き始める季節…
2021.02.19 up
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
七十二候の中で、雨水(うすい)の初候にあたります。
冷たく降る雪が、あたたかい春の雨に変わり、ゆっくりと土を潤いはじめる。
早春の慈雨を浴び、土の下の植物たちにとって芽吹きを助ける大切な雨になる頃ということが表現されています。
脉(しょう)という字は見かけないと思いますが、「脈」の俗字です。
獺祭魚(かわうそ うおを まつる)
中国から伝来した宣明暦では、「獺祭魚(かわうそ うおを まつる)」という候になります。
「獺」はカワウソのこと。カワウソは捕らえた魚を川岸に並べる習性があり、そのことがまるで先祖に供物を並べている様子かのようであることから。
また転じて、多くの書物を並べ広げる様子も表しています。
明治を代表する文学者の一人正岡子規は自らを「獺祭書屋主人」と号していたようです。
最近では和食ブームの中、日本だけでなく世界中に日本酒文化を広げる山口県の蔵元「旭酒造」で造られている純米大吟醸酒「獺祭」が有名です。
1年を72に区切って、季節を細かく分け、そのひとつひとつは気象の変化や動植物の様子を短い言葉で表現されています。『二十四節気』は半月ごとの季節の変化を示していますが、これをさらに分けて、5日ごとに区切って表したものを『七十二候』といいます。季節の変化を細かく見つめ、農作業に生かしていたようです。
意外と知らないカレンダーのあれこれ 教えて!めくろう君(七十二候について)
春夏秋冬の『四季』。立春から大寒までの『二十四節気』。そして、それをさらに細かく分けて表現した『七十二候』。言葉にはさまざまな意味が込められており、字面を見るだけでも季節を感じられそうです。
コツメカワウソは、まんまるなつぶらな瞳と愛らしい仕草で、水族館で大人気だね。でも世界に生息する13種のカワウソのうち7種が絶滅危惧種に指定されているよ。
めくろうくんのちょっと雑学!?
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四季の移り変わりと共にある二十四節気、方位や時間、日々の吉凶を示す六曜など、日本の暦は365日、1日1日がそれぞれの意味を持っています。1日の大切さと四季折々の暮らしの節目を、暦の中で感じてください。12ヵ月のイメージを12色で伝える、使いやすいカレンダーです。
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