カレンダーの製本方法
カレンダーとひと言で言っても、世の中には本当にたくさんのいろいろなカレンダーがあります。それぞれの特徴を知って、使う場所や使う人に合ったカレンダーのある暮らしをより一層楽しんでください。
製本方法にはどんなものがあるの?
主流はホットメルト製本やダブルリング製本だよ
ホットメルト製本
カレンダー上部に数箇所の孔穴を開け、その部分にホットメルトと言われる樹脂製の糊を流し込み、ヘッダーと呼ばれる厚紙を挟み綴じる方法です。
綴じる際に吊穴と切り離すためのミシン目を開け、仕上げていきます。環境対策の観点から需要が急増し、現在では主流となっている綴じ方になります。分別の手間もいらないことも好まれている理由であるとされています。
金具製本
カレンダー上部を金具で三つ折りにして綴じる方法です。裏側にあるフックとなる穴の開いた部分を立ち上げることにより壁吊りが可能になります。
以前は主流であった綴じ方でしたが、環境対策の観点からホットメルト製本に移行してきています。しかしながら、分別さえしっかりとおこなえばリサイクル効率も良く環境に優しい製品だとも言われています。
中綴じ製本
カレンダー中央部分を針金で綴じる方法です。上部にフックとなる吊穴を開けることにより、壁吊りが可能になります。綴じた状態ではコンパクトなカレンダーですが、壁に掛ける際には見開いた状態で掲示します。
ペーパーリング製本
本文の綴じ部分に穴を開け、紙製のペーパーリングを通すことによって綴じられる方法です。各ページを切り離すことなく使用することが可能です。紙製で出来ているため安全で、廃棄の際には分別の必要がありません。
ダブルリング製本
本文の綴じ部分に穴を開け、金属製のツインリングを通すことによって綴じられる方法です。各ページを切り離すことなく使用することが可能です。廃棄する際には、分別が必要になります。
eco紙プラリング製本
本文の綴じ部分に穴を開け、新素材のeco紙プラリングを通すことによって綴じられる方法です。各ページを切り離すことなく使用することが可能です。新素材の紙リング(紙51%)を使用しているため、そのまま可燃ゴミとして処分が可能です。(※バイオマスマーク取得)
その他
紙製やプラスチック製などのケースにカレンダーを順番にならべセットしていく方法もあります。